羊たちの沈黙 ★★★★☆
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2004/11/19
- メディア: DVD
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原題:The Silence Of The Lambs (1990)
監督:ジョナサン・デミ
出演:ジョディー・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン
FBIの訓練生クラリス(ジョディー・フォスター)は、連続猟奇殺人事件解決のヒントを得るために、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に会いに行く。レクターはクラリス自身の過去を語らせ、その代わりに事件解決のヒントを与える。少しずつ犯人に近づいていくクラリスだったが・・・。
この映画はこれまでにも何回も見ていて、今回でおそらく5回目くらいだろう。内容的には細部にわたって覚えているのだが、何度観ても面白い。言うまでもなく傑作ですな。
やはりジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンスが両方とも巧い。この作品以降にも、いろいろと出演しているが、これと比較するといまいちか。二人ともこの作品が一番いいんじゃないか。アンソニー・ホプキンスの狂気ぶりは本当に観ていて怖いほど。この映画の印象が非常に強いので、他の映画を見ていてもアンソニー・ホプキンスが誰かに噛み付くんじゃないかとか思ってしまう。クロフォード(スコット・グレン)もどこかで観た気がすると思っていたら、id:h_machi:20030325(トレーニング・デイ)に出演していたんだな。
サスペンスの部分も良く作られている。アンソニー・ホプキンスが逃走するシーンや、クライマックスの地下室のシーンなど、どうなるのかわかっているのだが、ドキドキしてしまう。ラストシーンで精神科医??の博士の後を追って歩き出すシーンも恐怖。でもおもしろいから不思議だ。
この作品は、第64回アカデミー賞で作品賞を受賞している。ジョディ・フォスターは主演女優賞、アンソニー・ホプキンスは主演男優賞を受賞している。二人については、そうだろうと思うのだが、作品賞というのはどうだろう。今までの受賞作とは毛色が違うような気がする。審査員もよく選んだな。