ブルース・ブラザース2000 ★★☆

原題:Blues Brothers 2000 (1998)
監督:ジョン・ランディス
出演:ダン・エイクロイド


前作から18年。刑期を無事に終え、出所したエルウッド(ダン・エイクロイド)は迎えを待っているが、誰も迎えに来ない。刑務所の所長にジェイクが亡くなったことを聞く。カーティスも亡くなっているが彼には息子のキャブがいた。キャブは警察署の署長をしているが、エルウッドはバンドを再結成するにあたり、キャブも仲間に入れようとするが・・・。


NHK-BSで放送されるまで、実はブルース・ブラザースに続編があるということを私は知らなかった。ジョン・ベルーシは亡くなっているし、嫌な予感はしたのだが、観てみない事には感想もかけないので、まあ、あまり期待しないで観てみたら、やっぱりというか、思ったとおりの普通の映画だった。

前作にも当然の事ながらダン・エイクロイドは出演しているし、演技の方もまあまあだったと思う。しかし、あれはジョン・ベルーシがいたおかげだったのだということに気がついた。そんなにひどい演技ではないが、なんというのだろう、華がない。
そもそもストーリー自体も、前作ではちゃんと自分たちが育った施設を守るために金を稼いでという、目的みたいなものがあったのに、今回の作品には、そういうはっきりした目的みたいなのが見えない。なんで、この映画を作成したのかがわからなかった。

前作と同じなのは、たくさんの車を壊す(必要以上に壊している。というかそんなに壊す必要ないだろ)というところと、主演者が非常に豪華ということか。まあ、しかしそれで映画が面白くなるわけではないので、何か違う楽しめることとかを盛り込まないと駄目だったと思うのだが、いかがか。

つまらないわけではないが、おもしろくもない。前作と比べてしまうと全然駄目。