ザ・ビーチ ★★★
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- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/04/28
- メディア: DVD
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原題:The Beach (2000)
監督:ダニー・ボイル
出演:レオナルド・ディカプリオ
タイのどこかの孤島に夢のようなビーチがあり、そこでは自給自足の生活が行われている。そんな噂と孤島への地図を入手したリチャード(レオナルド・ディカプリオ)は知り合いになったカップルと一緒に島へ向かう。しかし、未知の場所に行くことを不安に思ったリチャードは地図の写しを残してきてしまう。無事に島に辿り着いた三人だったが・・・。
知り合いに面白いと勧められて観たのだが、イマイチだった。そもそも、あそこは羨ましい場所なのか?確かにビーチは綺麗で、誰も外部の人間は入ってこない。だが、それは田舎の方に行けばいいことで、あそこじゃなくてもいい気がする。人がいない場所がいいなら、無人島にでも行けよ。
私には、あそこでの生活を羨ましいと全然思えなかったので、あの場所を外部に知らせたくないという気持がわからなかった。
だいたい、自給自足といっても、完全ではない。米はないし、肉もない。これらは物々交換で入手するしか方法はない。ということは、外部の人間と接触しないといけないから、情報が漏れる可能性は充分だ。
誰かが医者に診てもらわないといけなくなってしまったら、どうするんだろうと思っていたら、案の定・・・。もはや、ああなってしまうのは、時間の問題だったということだな。森に置き去りにして、ビーチでバレーをしている姿は、胸糞悪かった。人とはこれほどまでに残酷になれるのかと思うと寒気がした。作り話なんだから、実際に起きているわけではない。
でも、人間はこういう事を実際にすることができるわけで、それを思うと恐ろしくなる。人間の持つ嫌な部分を見せつけられた気がして、暗い気持になった。しかも、自分もこうなってしまう可能性があるわけだから・・・。ということを考えさせられた時点で監督の勝ちなのかもしれない。