パーフェクト・ワールド ★★★
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- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: DVD
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原題:A Perfect World (1993)
監督:クリント・イーストウッド
出演:ケビン・コスナー、クリント・イーストウッド
刑務所を脱走したブッチ(ケビン・コスナー)と仲間は途中立ち寄った家で騒ぎを起こしてしまい、その家の子供を人質に取り、逃走する。警察署長のレッド(クリント・イースト・ウッド)は自ら指揮を取り、二人の追跡を開始する。二人の行き先は・・・。
前からすごく観たかった作品で、人によってはケビン・コスナーが出演している作品の中で一番だ、という意見もあり、期待していたのだが、私には普通だった。確かに、ケビン・コスナーが出演している作品の中では上質に入ると思うが(わりとイマイチの作品が多いと思う)私の中の一番は、ありきたりかもしれないが、フィールド・オブ・ドリームスだ。
それはさておき、私がこの作品をイマイチだと思う最大の理由は、人が沢山死ぬことだ。それも、すごく簡単に。実際には、ブッチは、ほとんど人を殺さないが、片棒は担いでいる。
人を殺す理由が、自分がしでかした悪事のせいで、事が大きくなってしまい、そこから逃げるために、人を殴ったり、殺したりする。自業自得なんだから、捕まればいいんだよ。
それから考えれば、ブッチはまだまともだ。悪事は働いているが、不必要に人を殺そうとはしない。まあ、だからこそ子供に好意を持たれるわけだが。
子供と同じような少年時代。子供が親に求めている事が何かをわかるブッチ。次第に開放されていく少年の心。ああならざるを得ないラストシーン。このあたりは文句はないのだが、追跡する側が話を全然盛り上げない。もっと緊迫感を出してくれれば、印象は違ったのに(人を殺さなかったとしても)。