M:i-3 ★★★☆☆


原題:Mission: Impossible III (2006)
監督:J・J・エイブラムス
出演:トム・クルーズ


職業を偽り結婚し、現場を離れ教官をしているイーサン(トム・クルーズ)が自宅でパーティーをしていると、例によって連絡が入る。教え子がある人物に拉致され、連絡が取れなくなっているという。仲間3人と救出するが、教え子は頭に爆弾を仕掛けられていて、まもなく死んでしまい・・・。


人から聞いた話によると、映画の方はあまり話題にならなかったらしい。なのであまり期待しないで観たのだが・・・。ところが、もんのすごく面白かった。


世間様の評価的には2よりも1の方が、評価が高いようだが、私は圧倒的に2の方が好きだ。私は世代的(関係ないか?)に、スパイ大作戦を見ていない。なのでスパイ大作戦が映画化されたということに対する思い入れが全くない。恐らく、スパイ大作戦の目で2を観てしまうと、2はスパイ大作戦にみえないんじゃないかと思う。

でも普通のアクション映画として2を観ると、面白いと思うんですがね。まあ、確かに最後の決闘のシーンなど、はっきり言ってしつこいと思う。でも、良いんだよ。2はトム様のカッコイいところを鑑賞するためにあるんだから。


というわけで2が面白いという話はこのくらいにしておくが、私にはその大好きな2よりも3の方が楽しめた。
手に汗握るアクションシーン。もう、そこそこの年齢だと思うんだが、鍛え上げられた肉体をしている。こっちはもう少し若いのに、お腹なんてポッコリだもんな。うらやましい限りだ。


不思議なんだが、今回はストーリーの進め方として、最初にピンチのシーンから始まる。で、話が戻ってピンチのシーンがにたどり着くまでをやって、ピンチの結果が分かり、さらに話は進んでいくわけだが、最初のピンチのシーンがピンチに見えなかったんだよな。方法はわからないが、きっとああなるんだろうと。
どうなるんだろうと思いながら見ることが出来れば、もっと面白かっただろう。


そういやぁ、この作品ってイーサンがマスクを被って変装するシーンがなかったような気がするが、ありましたっけ?

ちょっと残念だったのは、肉体的な戦いがなかったということだな。2では、最後の敵と戦うのにあれだけの時間を費やしたのに、今回は非常にあっさりだった。というか、戦ってないよな。まあ、相手は格闘家じゃないから仕方ないんだが。
それと、仕掛けられた爆弾を、除去する方法。いくらなんでも、そのやりかたは無謀でしょう。お前は、ジャック・バウアーかと。


最後のシーンだけは、いかがなものかと思った。オタクたち秘密組織でしょ。そんなにあっさり受け入れてしまって良いの?ばれまっせ。


それにしても、非常に満足でございました。是非とも、続編をお願いします。それから、ありがとう、トム様。また、楽しませて下さい。