胃カメラ
先月、会社の健康診断があり、その結果が先日送られてきた。昨年と同様、胃の再検査(胃カメラ)だ。どうやら胃潰瘍があるらしい。
胃カメラをした事がない人の為に、その一部始終を公開しよう。これは私の場合の話で、他の人には当てはまらないかもしれないし、病院によって違うかもしれないし、先生によっても違うかもしれないので、その辺はご了承下さい。
まずは前日
夜、9時以降は飲食禁止。水すらもダメだ。ということは飲酒も禁止。この蒸し暑い中、風呂上がりにビールを飲めないわけです。この水分を我慢しなければならないというのは、思った以上につらい物がある。禁煙しようとして挫折を繰り返した時のことを思い出してしまったよ。
まあ、食べちゃいけないというのはわかる。検査を行う時に未消化の食べ物があっては困るだろう。だが、水分は関係ないんじゃないのか?水分なんて、胃に入ったとしても、すぐに腸の方に流れていってしまいそうだけどな。検査中にオエッとなったときに、その水分を吐いてしまうことになるのかな?そんなことはないと思うが、何か理由があるのだろう。
起きていると、水分がとれなくて、暑くてイライラしてくるから、こういうときには寝るに限る。
検査当日
喉が干からびた状態で目が覚める。のどが渇いているのを通りこして、なんかヒリヒリする。でも、水分はとれない。
ええい、もう行ってしまおう。待たされるかもしれないが、イライラしているよりはましだ。思った通り1時間ほど待たされたが、やっと呼ばれて説明を受ける。
このとき、胃の泡をとるためにこれを飲んでくれと言われ、コップ1杯の薬を渡される。味もそれほどひどくはなく、普通の液体なので飲める。
今年から新たな機械が導入されたらしく、管を鼻から入れるという方法が選択出来るようになっていた。胃カメラを鼻から入れると、オエッとならないらしく、人によってはかなり楽らしい。
私は去年口からやったので、今年は鼻からにチャレンジしてみることにした。管を入れるのは片方で良いので、どちらに入れるかを聞かれたので、左と言っておいた。
名前を呼ばれ、診察室へ。
まずは2種類のスプレー状の麻酔を鼻の中にかけられる。これは、全然大丈夫。すると看護士が、今回鼻からは初めてという事なので、両方ともテストしてみましょうという。
看護士の手には、6ミリ位の太さのゴムでできた、管もどきの物が握られている。私は思わず、それを鼻に入れるんですか?と聞くと、ニコリともせずにそうですよと答える。私は内心、これは無理かもしれないなと思う。
じゃあ、まずは左からやりますねといい、その管をグイグイと鼻に差し込む。何かの冗談かと思うくらい痛い。すいません、これ以上我慢できないと言おうとすると、すっと抜かれる。もう、ダメかもしれない。しかし、看護士はじゃあ右にいきますね。といい、またもやグイグイと差し込む。ウゲッさっきよりも痛いぞ。早く抜いてくれと思っていると抜かれて、左の方が通りがいいですね、と言われ、左に決定する。
もう1回麻酔しますね、と今度はゼリー状の麻酔を、鼻の穴からあふれるほど入れられ、また先ほどの管もどきを入れられる。最初はものすごい痛さだったが、次第に麻酔が効いてきたらしく、痛くなくなる。
それで、しばらく放置され、前の人の検査が終わるのを待つ。準備ができたようで呼ばれ、そのタイミングで鼻から管もどきを抜かれる。肩にも何かの注射をされ隣の部屋へ。
診察台に横になり、イヨイヨ管を鼻へ・・・・・・入らない。痛い。痛い。痛い。ちょっとやり直しますねといい、管を取り出して拭いている。今の感じからすると、入り口で止まっていて、全然入っていってないな・・・・・・だめかも・・・。
もう1回やりますねと言い、さっきよりも強く鼻に入れようとする。が、何かに引っかかっているかのように、中に入っていかない。痛い、痛い、痛い。そう言うと、管を抜いてくれる。その瞬間に、くしゃみが連続で10回くらい出る。
私には、これ以上我慢できそうもないので、そう言うと先生は、じゃあ、あと1回試してダメだったら口からに変えましょうという。本当はイヤだったが仕方ない。まあ、あと1回なら我慢できるだろう。もしかしたら今度はスルッと入ってしまうかもしれないし。
3度目の正直。
だが、前回と何も変わらず、やはりメチャクチャ痛い。もう本当に泣きそうだった。先生もやっとあきらめがついたらしく、口からにしましょうと言ってくれた。
今までの痛みと、鼻への麻酔攻撃で味わった不快感をぶちまけたかったが、そういうわけにもいかず、口モードに頭を切り替えた。
去年も胃カメラを行ったのだが、その時は口からだったのだが、人に聞いていたのと全然違っていて、非常に楽だった。
よく、今までに味わったことのないオエッが、永遠に続いて非常に苦しいと聞くので、私も腹を括っていたのだが、オエッが続くどころか、1度もオエッとならなかったし、喉を通るときに1度だけ咳が出ただけだった。
この検査は、やる先生によって、オエッがひどかったり楽になったりするようなので、上手な先生に当たったのかもしれない。あと、これは勘なのだが、もしかしたら私の喉は人より太くて、オエッとなる部分に管が当たらないのかもしれない。
ともかく、準備が始まる。準備といっても、今度は喉にスプレー麻酔をするだけだ。
口が閉じてしまわないように、真ん中に穴のあいたプラスチックをくわえさせられる。
管を入れられるが、なんともない。しかも今回は喉を通る時に咳すら出なかった。胃の中に空気を入れて膨らませるときは、さすがに苦しいが痛くないので、全然我慢できる。写真を何枚か撮り、検査は終了。
先生から説明があるが、特に心配する必要はないとのことだ。まあ、良かった。
結論からすると、最初から口にしておけば良かったという事だな。鼻からにチャレンジしなければ、こんなダメージは受けなくて済んだのに・・・。
よくわからなかったかもしれないが、胃カメラの検査は、このように行われます。
それと、私がオエッとならない件についてだが、2度連続でオエッとならないということは、私の身体の構造に何かあるような気がする。たまたま2回連続で、胃カメラスペシャリストに当たったのかもしれないし、2回連続でラッキーだったのかもしれない。また、次に検査を行う場合には、拷問のようなオエッが続くかもしれない。
来年の健康診断が楽しみでもあり、恐怖でもある今日この頃なのである。