深夜の告白 ★★★☆

原題:Double Indemnity(1944)
監督:ビリー・ワイルダー
出演:フレッド・マクマレイ

深夜の告白を観た。ビリー・ワイルダー監督の映画なので楽しみにしていたのだが、思ったよりも普通の映画だった。一応サスペンスに分類されると思うのだが、ドキドキハラハラという感じではない。どちらかといえば、淡々とした映画か。

この手の映画によくある、訪れた大金持ちの家には綺麗な奥さんがいて、奥さんは、旦那を殺したいと思っている。主人公が変わりに旦那を殺して、奥さんとうまくいくかと思うと、うまくいかないという、ありがちなストーリー展開なのだが、いくら綺麗な奥さんと仲良くなれるからといっても、殺人はしないだろう、普通は。
あまりにも間抜けな話なので、感情移入が出来ないんだよな。主人公も途中までは冷酷なのに、最後のところで人情を出したりするから、うまくいくものもうまくいかないんだよ。
中途半端な印象だな。