ハンテッド ★★★☆☆
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2003/12/03
- メディア: DVD
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原題:The Hunted (2003)
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ベニチオ・デル・トロ
まったく期待していなかったのだが、その分面白く見れた。
トミー・リー・ジョーンズは何歳になってもカッコいいですな。まあ、でも年齢的にアクション映画はやらない方がいいんじゃないかと思う。この作品でベニチオと戦うところも、ちょっと無理がある感じが否めない。どんなに能力があっても、あの戦いには勝てないだろう。
ベニチオ・デル・トロが出演している作品を見るのは今回が初めてだと思うのだが、この俳優はカッコいいな。目がいいね。ちょっと恐いけど。
ストーリー的には、ランボーのような感じなのだが(戦争の英雄が・・・というところだけね)こっちの方が恐い。狂気だからね。私には経験がないのでなんとも言えないが、戦争に行って人を殺したりしてしまうと、ベニチオのようになってしまう可能性というのはあるだろうと想像できる。
戦争だと兵士は、自分にスイッチを入れて人を殺すマシーンになるわけだが、もしこのスイッチを切ることが出来なかったり、スイッチが壊れてしまえば、こうなってしまうわけだ。ものすごく紙一重で危険な気がする。
国は、戦争になった時に徴兵をしたりして、一般人を戦争に駆り立てるが、戦争の終了後に病んでしまった人のフォローなどはしないのだろう。なんて酷いことをするんだろう。本当に使い捨ての駒だな。国のために戦争をしたはずなのに、国は一体何をしてくれたんだ。そういう気持でいっぱいだったに違いない。
万人にお勧めはしないが、私は好きな作品だ。