エアブラシと簡易エアブラシの違い


エアブラシで塗装を行うようになって少し時間が経ったからなのか、ほんの少しだけコツがわかったような気がする。だいぶ薄く塗ることが出来るようになったのではないだろうか。最初は一度で全部を塗ろうとしていたので、厚ぼったくなってしまったりして、塗り直したりもしたが、今は薄く塗るのを繰り返すことにより塗装が完成するようにしている。だいたい、3回くらい繰り返し塗っていると思う。

これは塗料の希釈の具合にもよると思うが、私は塗料1に対して、うすめ液1.5〜2の割合にしている。もう少しうすめ具合を弱めれば、1度で塗ってしまっても良いのかもしれない。しかし、うすめ液の量を減らすと厚塗りになってしまうので、加減が難しい。
逆に、この割合で1度で塗ろうとしてしまうと、ビタビタになってしまう。基本は薄く塗って乾燥させて、塗って・・・を繰り返すのがよいと、現時点では思っている。


さて、それでは本題に入るが、エアブラシと簡易エアブラシの違いは、細かい部分では他にもあると思うが、最大の違いは(他でも語り尽くされていると思うが)やはり、塗料の吹き出しの量にあると思う。
簡易エアブラシでは、どれだけ弱く吹こうと思っても限界がある。そもそも、簡易エアブラシは塗料を吸い上げる仕組みなので、あまり圧を弱くしてしまうと、塗料を吸い上げられなくなってしまう。簡易エアブラシの仕組みとして、圧を弱くというのは無理なんだろう。
しかし、エアブラシでは吹き出しの加減を、ほぼ好きなようにコントロールすることが出来る。従って、弱く吹くのを重ねるといことを繰り返すと、本当に薄い塗装面が出来上がる。


塗装面が非常に薄いので、どこかにちょっとこすっただけで、すぐに下地が見えてしまうという弊害も起こってしまうのだが。


以前、塗装面がキレイにならない・・・ということを書いて、ウダウダと対処法を書いてみたが、結局のところ、エアブラシの違い(完成時点の塗装面の薄さ)にあるという結論になるのだろうと思っている。まだ、塗装が完了はしていないし、トップコートも吹いていないので、100%の確信はないが、多分。

しかし、道具だけが高価になっても、完成品の出来が伴わないところに、プラモデルの面白さ、難しさがあると思う。奥深さを感じている今日この頃なのだ。


色々なことがわかってきたこの状態で、本当は簡易エアブラシで、実際に何かを吹いて確かめてみることが出来ると良いのだが、現在はリックドムを早く完成させたいという気持ちがいっぱいなのと、時間的な問題で難しい。
簡易エアブラシの最弱のモードでどのくらいの塗料が吹き出すのか、確認したいところだが・・・。ドムが終わって、気持ちに余裕があれば試してみたい。(色々なサイトに書いてあるように、簡易エアブラシだと、シャドー吹きは難しいと書いてある時点で結果は出ているような気もするが)