石の猿
![石の猿 上 (文春文庫) 石の猿 上 (文春文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51mMQ%2B5hEkL._SL160_.jpg)
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/09
- メディア: 文庫
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![石の猿 下 (文春文庫) 石の猿 下 (文春文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51zU0Vi7IaL._SL160_.jpg)
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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シリーズ4作目の石の猿が読み終わった。面白いんだけれども、ボーンコレクター > コフィンダンサー > エンプティチェア > 石の猿の順に、面白さが少しずつ右下がりに落ちているような気がする。
今回の話は、中国からアメリカへの密入国者の話。組織として蛇頭が絡み、密入国者の中に中国の公安の刑事がいたり、反政府活動をしている人がいたり、リンカーン・ライムと打ち解ける人がいたりと、話が面白くなりそうなネタはいくつかあるのだが、イマイチネタをうまく使いきれなかったという感じだった。
安心して読めるんだけれども、ガツガツと読んで読み始めたら止まらない・・・とはならないというのかな。どの作品にもドンデン返しがあるのだが、それがあまり驚かないというか、そうですか、という感じなんです(良くわかりませんね)
謎が解ける部分は面白いんだけれども、1つの話にいくつもいくつも謎があるわけじゃないので、それ以外の部分が比較的退屈に感じてしまうんだと思う。
要するに、普通よりは面白いけれども、トップクラスではないと。期待しないで読むと思っているより面白いが、期待して読むと思ったほど面白くない。100点満点だと73点といった感じかな。
文庫だとあともう1作、魔術師という作品があるので取りあえず読破してしまおう。久しぶりに通勤時間中に連続で小説を読みましたが、本は良いですね。
魔術師の次は何を読もうかな・・・。