クリア吹き、段差消し、トップコート


本日はデカールの段差を消すための前段としてクリアを吹きます。
基本的にはデカールのフチの部分を集中的にクリアを吹き重ねます。一気にやろうとすると段々畑のようになってしまうので注意が必要ですが、まあそうなったとしても乾燥後に削れば良いだけなのであまり神経質になる必要はないのかもしれません。

でもムラにならないように気を使いながらになるので、結構時間はかかります。なんだかんだで2時間くらいかかり終了。


そして翌日。
乾燥しているのが確認できたので、段差を消します。基本的にはあまり考えずにガリガリ削ります。そのためにクリアをたっぷり吹いてあるわけです。

削っているときにはプラの表面だけではなく、ヤスリの方も見る必要があります。クリアの層を削っているときは、ヤスリにつくのはクリアの削りカスだけだから色はつきません。でもそこに塗装した塗料がついていたら、それはクリアがなくなって塗装面を削っているわけだから、それ以上やってしまうとサーフェイサーやプラの表面が出てくることになります。

それと、パーツの他の部分にヤスリを当てて削ってしまわないようにすることと、角の部分にヤスリを当てないように注意します。
パーツの他の部分にもクリアが吹いてあり塗装膜が保護されているなら問題ありませんが(クリアを吹くときにこういう事を想定して広範囲に吹いておくと良い)そうじゃないと場合によっては塗料が持って行かれてしまいます。また、角の部分というのは塗料が乗りにくい場所なので、どうしても塗装膜が薄くなります。なので、ちょっと余分に削るだけで下地が顔を出します。
そこだけ注意すればガリガリやっても大丈夫です。


また翌日。
本日はトップコートを吹きます。これも作り置きしてあるモノを使用します。半光沢が3、ツヤ消しが1でブレンドしてあるものです。
何度も書いているかもしれませんが、私はスミイレと並んでトップコートを吹くのも好きです。トップコートを吹くとツヤのあるパーツからツヤがなくなるわけですが、その様子を見ているのが良いんですね。
そんな様子を眺めながらトップコートを吹いていき、問題も起きずに無事終了。