デカール(2)〜トップコート


デカールが貼り終わったので、段差を消すためのクリアを吹きます。いつもと違うところはなくて、単純にクリアをタップリとふくだけ。
この状態で一晩乾燥させます。


そして翌日。
完全に乾燥していることを確認してヤスリをかけます。クリアをタップリ吹いておけば、少しくらい削りすぎても問題ありません。塗装膜までは割といかないものです。まあ、もし下地が出てしまったら、また塗装すれば良いんです。それだけの事。
ああ、それでもカドの部分は注意した方が良いですね、他の部分に比べると塗装膜がどうしても薄くなりがちです。


今回自分でもやってしまいましたが、削りすぎて下地が出てしまって塗装するときのコツを書いておきます。
基本的にデカールの段差を消す時に下地が出てしまう場合、デカールのすぐそばで下地が出てしまう事が多いと思います。
デカールのそばでなければそのまま吹けば良いだけなんですが、デカールのそばだと単純には吹けません。普通に吹いてしまうと
塗料がデカールにもかかってしまうからです。

マスキングだと際の部分がハッキリしすぎてしまい目立つので使いません(うまい方法があるのかもしれませんが、わかりません)ではどうするかというと、指を犠牲にします。
指の腹の部分でデカールだけを隠し、塗装したい部分だけ露出させます。そして指があることを忘れて、コンプレッサの圧を低くしてそっと吹きます。こうするといい感じに吹くことができます。
指にも塗料が付きますが、気にしてはいけません。溶剤で拭けば落ちるんですから。手袋をすれば良いじゃないかと思うかもしれませんが、私は使いません。気のせいかもしれませんが、手袋をしてしまうと感覚が鈍くなり、塗料が乾燥していない指でパーツを触ってしまったりしそうだからです。大丈夫な人は手袋を使うといいと思います。


最後にトップコートを吹きます。今回久しぶりに使おうとしたら瓶がからだったので作ります。いつものように、つや消し:3に対して、半光沢:1の割合です。
何度も書いていますが、スミイレの時の塗料が流れていく感じと、トップコートを吹いたときに、ツヤが消えて均一になっていく感じがすごく好きです。この感じわかります?

一気に吹いてトップコートも完了。


残るは

  • 組立
  • メタルパーツのはめ込み

くらいでしょうか。もうすぐ終わります。